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株)レントライフ
代表取締役会長 淺川 透 |
第8回 |
賃貸住宅再生術
手塩にかけて育てましょう |
レントライフ便りvol.8より |
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築年数の経過したアパートをどのように蘇らせるかは、家主なら誰もが直面する問題です。ましてどこの地域でも新築物件が次々と供給されていく状況下、古いアパートへの入居者をいかに確保するか事態は深刻です。そこで私の会社に相談にみえたある家主様の成功談をご紹介します。
Aオーナーのアパートは築16年、大学の近くということもあり周りはアパートだらけ、もちろんA様も学生の入居を狙ってアパートを建築したのですが、毎年新しいアパートが建築されていく中、古いものは空室が発生するとなかなか入居者を確保できない。家賃も近隣の物件より安めに設定しているのだが。なんとかしなければ!
A様所有の物件は1Kで今学生に最も人気のないバス・トイレユニット、2階はベランダがついているが、1階にはテラスがない。入居率は4室/14室、学生が見向きもしてくれないため、9ヶ月空きっぱなし。特にターゲットの学生は首都圏・近畿圏の都市部出身者が多く家賃の安さはあまり魅力にはならない。安ければどんな物件でも良いとは思わないというのが最近の実状です。
そこで満室作戦として提案実行したことは、全て空室だった1階にウッドデッキを設置、またアプローチ部分にガーデンタイプの門を設置、もちろん階段・手摺などの塗装も清潔感のある色に塗り替え。これで外観がずいぶんお洒落になりました。内装はクロスなど汚れている部分を張り替え、そしてクリーニング、温水洗浄便座設置またハイセキュリティーをアピールするため、各戸にテレビドアホンをつけて、鍵もセキュリティーキーに変換しました。これでもかかった費用はおよそ300万円で済みました。現状の家賃で募集をかけたところおよそ4ヶ月ですべての部屋に入居者が決まりました。とくに驚いたのは入居者のほとんどが社会人、そして意外に女性も多かったことでした。経済観念のない学生は新築物へ流れてしまいます。やはりウッドデッキとセキュリティーのあるテレビドアホンが女性のお客様を引き付けたのでしょう。
何もしなければいつまでたっても空室だらけ、少々工事費はかかったとしても家賃が入ってくれば短期間で回収できますし、なんと言ってもアパート自体の資産価値が上がります。古いアパートだからといってあきらめずにコツコツと手を入れて、手塩にかけて育ててこそ安定経営ができるというものです。 |
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レントライフ神栖店 有限会社ウィル |
茨城県神栖市知手中央2-2-23 |
tel. 0299-97-1211 fax.0299-96-1103
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